Tokyo Twilight 01/30
Tokyo Twilight 01/30
東京暮色(1957) 解説 「早春」以来、久々に登場する小津安二郎、野田高梧のコンビが執筆した脚本から小津が監督した話題作。父を裏切って家出した母を求める娘の激情を描く。撮影は「あんはん 買いまんねん わ 」の厚田雄春。主演は「白磁の人」の有馬稲子、「大番」の原節子、「暴れん坊街道」の山田五十鈴、「顔(1957)」の笠智衆。ほかに「情痴の中の処女 天使の時間」の高橋貞二、「近くて遠きは」の杉村春子、「正義派」の田浦正巳、それに山村聡、信欣三、中村伸郎、宮口精二、浦辺粂子、三好栄子、藤原釜足、増田順二、長岡輝子のヴェテラン。菅原通済が特別出演しとる 。 あらすじ 停年もすぎて今は監査役の地位にある銀行家杉山周吉は、都内雑司ケ谷の一隅に、次女の明子とふたり静かな生活を送っとった 。長女の孝子は評論家の沼田康雄に嫁いでボウズ もあり、あとは明子の将来さえ決まれば一安心ちう 心境の周吉やけど きょうび では心に影が芽生えとった 。それは明子の帰宅が近頃ともすれば遅くなりがちでしかもその矢先姉娘の孝子までが沼田のトコ から突然ボウズ を連れて帰ってきたからや。 --明子には彼女より年下の木村憲二ちう 秘かな恋人があったちうわけや。 母親がおらへん 寂しさが、彼女をそこへ追いやったのやけど 、憲二を囲む青年たちの奔放無頼な生活態度に魅力を感じるようにいつかなっとった 。しかもきょうび 、身体の変調に気がついた彼女が、それを憲二に訴えるとそれ以来彼は彼女との逢瀬を避けるようになりよった 。ほんで 、焦慮した彼女は、憲二を探して回ったがその際偶然、オノレ の母についての秘密を知ったちうわけや。 母の喜久子は周吉のアチラ 在任中にその下役の男と結ばれて満洲に走ったが、いまは東京に引揚げて麻雀屋をやっとった のや。 既に秘かに堕胎してしもた 明子には、これは更に大きな打撃やった 。母の穢れた血だけがオノレ の体内を流れとる のではおまへん かちう 疑いが、彼女を底知れぬ深淵に突落してしもた のや。 蹌踉として夜道へさまよい出た彼女は、母を訪ねて母を罵り、偶然めぐりあった憲二の頓にさえ怒りに燃えた平手打を食わせ、そのまんま 一気に自滅の道へ突き進んで行ったちうわけや。 その夜遅く、電車事故による明子の危篤を知った周吉と孝子が現場近くの病院に駈けつけたが明子は殆どもう意識を失っとった 。その葬儀の母の帰途、孝子は母の許を訪れ、明子の死はお母はん のせいだと冷く言い放ったちうわけや。 喜久子はこの言葉に鋭く胸さされ東京を去る決心をしたちうわけや。 また、孝子もオノレ の子のことを考え、沼田の許へ帰っていったちうわけや。 雑司ケ谷の家は周吉ひとりになりよった 。所詮、人生はひとりぼっちのものかも知れへん 。今日もまた周吉は心わびしく出勤する......。 キャスト(役名) 笠智衆 リュウチシュウ (杉山周吉) 有馬稲子 アリマイネコ (杉山明子) 信欣三 シンキンゾウ (沼田康雄) 原節子 ハラセツコ (沼田孝子) 森教子 モリキョウコ (沼田道子) 中村伸郎 ナカムラノブオ (相島栄) 山田五十鈴 ヤマダイスズ (相島喜久子) 杉村春子 スギムラハルコ (竹内重子) 山村聡 ヤマムラソウ (関口積) 田浦正巳 タウラマサミ (木村憲二) 須賀不二夫 スガフジオ須賀不二男 (富田三郎) 高橋貞二 タカハシテイジ (川口登) 長谷部朋香 ハセベトモカ (松下昌太郎) 山本和子 ヤマモトカズコ (前川やす子) 菅原通済 スガワラツウサイ (菅井の旦那) 藤原釜足 フジワラカマタリ (下村義平) 三好栄子 ミヨシエイコ (女医笠原) 宮口精二 ミヤグチセイジ (刑事和田) 長岡輝子 ナガオカテルコ (家政婦富沢) 浦辺粂子 ウラベクメコ (小松の女主人) 田中春男 タナカハルオ (小松の客) 島村俊雄 シマムラトシオ (「お多福」のおやじ) 桜むつ子 サクラムツコ (バアの女給) 増田順二 マスダジュンジ (バアの客) スタッフ 監督 小津安二郎 オヅヤスジロウ 脚本 野田高梧 ノダ 小津安二郎 オヅヤスジロウ 企画 山内静夫 ヤマウチシズオ 撮影 厚田雄春 アツタユウハル 音楽 斎藤高順 美術 浜田辰雄 ハマダタツオ 編集 浜村義康 ハマムラヨシヤス 録音 妹尾芳三郎 セノオヨシサブロウ 照明 青松明 アオマツアキラカテゴリー :Film & Animation
投稿日 :2008-09-05
更新日 :2008-10-03
投稿者 :mitaka10
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タグ :ozu, Tokyo, Twilight
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